鉄骨造
鉄骨造
木造軸組工法の柱や梁などの構造材を軽量鉄骨に置き換えた鉄骨軸組工法、重量鉄骨の柱と梁を接合したフレームで支える鉄骨ラーメン工法、パネルユニット工法に分類されます。
鉄骨軸組工法は、筋かいに該当するブレース（鋼製丸棒をＸ形に組んだもの）を入れ、横から加わる力に抵抗します。溶接ボルト締めで構造体を組み、強度をもたせています。
外観や内装は木造住宅とほぼ変わりません。
鉄骨ラーメン構造は、中高層建築の工法を取り入れたもので、3階建てによく採用されます。太い重量鉄骨を使用する分、ブレースや耐力壁は不要です。鉄骨の接合だけで構造強度を維持できる工法です。
メリットは、鉄の特性を生かした加工のしやすさです。デザイン面では、木造に比べて、柱の間隔を広くとることが可能です。また、半円形などの複雑な形状の屋根にも対応できます。
鉄は酸化、錆びることがデメリットです。
