ジョイント・ベンチャーとは
ジョイント・ベンチャーとは
一つの建設工事を複数の建設業者が請け負う事業形態を言うようです。
アメリカで生まれた請負契約方式です。大型工事、公共工事に多く採用さています。
日本語で、公共請負、共同企業体などとも呼ばれています。最近のジョイント・ベンチャーは、公正な受注機会均等化や、中小建設業者の育成を目的とすることもあるようです。
共同施工方式と、分担施工方式があり、共同施工方式は、各建設業者が、資金、技術力、人員、施工能力、機材などを出し合い、お互いが補完しながら工事を完成させるものです。
これに対して、分担施工方式は、各建設会社で、工事区間を分割して、それぞれが分担して工事を進めます。各業者は、自己の責任において工事を完成します。発注者に対しては連帯して責任を負うことになります。
利点は、数社で資金を出し合うので、1社あたり少ない金額でも、大きい工事を受注できる。また、大型工事受注による工事の損益による危険を軽減でき、受注リスクを分散できる。
発注者側では、1社施工より、複数の業者により工事が行われるので、高い技術力や管理能力が期待でき、高い信頼性を期待できる。
(住宅・不動産ハンドブック より)