長期優良住宅

長期優良住宅

平成21年に施行された、長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づいています。

住宅を長期使用できるようにすることで、取り壊しで発生する廃棄物を抑えるとともに、建て替えの費用を軽減し、より優しい暮らしに転換させようとするのが狙いのようです。

必要条件

・耐震性(耐震等級2以上)があること。

・耐久、省エネ性(省エネ対策等級4以上)が高いこと。

・維持管理、更新がしやすいこと。(劣化対策、対策等級3以上で、床下空間が33cm以上)

(10年ごとに点検を実施)

・一定の広さが確保されていること。(住戸面積75m2以上)

・維持保全状況を記録しておくこと。

・専門機関の審査、自治体の認定が必要。

メリット

・ローン控除が有利。(ローン控除は、借入金残高の1%を10年間にわたって所得税から控除する制度ですが、2014年4月~2021年12月末までに入居した場合、一般住宅では残高の限度額が4000万円であるのに、長期優良住宅は限度額が5000万円です。)

・所得税の特別控除がある。(ローン控除を活用しない場合、性能強化のために要した費用の10%、最大65万円を所得税から控除できます。)

・登録免許税の税率が低い。(一般住宅の軽減措置より低く設定され、保存登記(本則0.4%)、0.15%→0.1%に、移転登記(本則2.0%)、0.3%→0.2%(戸建て)に軽減されています。(2022年3月末まで))

・不動産取得税の控除額が多い。(課税標準から控除できる金額が一般住宅より100万円増額され、1300万円を控除できます。(2022年3月末まで))

・新築の固定資産税減額期間が長い。(新築住宅にかかわる固定資産税の優遇措置(1/2減額)も、適用期間が延長され、戸建ては3年間であるの対して、長期優良住宅は、5年間です。(2022年3月末まで)

・住宅取得資金贈与の特例の金額が多い。(消費税が10%となる場合、非課税枠は、一般住宅は700万円のところ、長期優良住宅は1200万円です。(2021年4月1日~2021年12月31日))

・ローン金利が優遇される。(借りるローンにも優遇措置があり、フラット35を利用する場合には一定の期間の金利の引き下げが受けられ、フラット50を使えば、返済期間を50年にすることも可能です。)

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