木造住宅の寿命は?

木造住宅の寿命は?

家はさまざまな部分が集まって、1つの生活環境を形づくっています。

柱や梁、土台などしっかりと家を支える構造と呼ばれる部分、色や形や質感などを表す床材、壁装材、天井材、窓の形や大きさ等、意匠と呼ばれる部分、給排水、給湯、ガス、電気、空調などの設備と呼ばれる部分。大きく分けてこの3つが家を構成する要素です。

設備については、10~15年で交換など点検が必要になります。

意匠は、5年くらいで劣化してきますが、修繕は比較的軽微で済みます。家の寿命ではありません。

構造部分は、家の寿命に大きく影響します。

家を造る構造は、大きく分けて、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の3つあります。

鉄筋コンクリート造は、従来は耐用年数が60年といわれていました。近年は、輸入砂や海砂の使用の影響で、30~50年とも言われています。

鉄骨造は、鉄が錆びることから、20~30年のようです。

木造は、木本来の性質からすれば50年以上は優にもつと言われています。

ところが、接合部を釘やボルトなど金属材を使用することで、その鉄が錆びることで、接合部が弱くなる可能性があり、そのため寿命が、15~30年程度になるようです。

ですが、工夫次第で十分木本来の寿命に近づけることは可能なようです。

(参考 建てる前に読む本)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です