一戸建て基礎工事でのコンクリートの品質を考える
一戸建て基礎工事でのコンクリートの品質を考える
一戸建て基礎工事でのコンクリートの品質を考えると、打設時間は夏なら1時間半以内、冬なら2時間以内が目安のようです。
後で、水を加えることや、炎天下、極寒などでは品質の劣化が起こるので注意です。
品質の確認のためコンクリートの納品書は必ずもらい、内容を確認する。
納品書には、現場到着の時間も記載されており、そこから打設時間を推測できます。
また、呼び強度とスランプの数値を確認します。
呼び強度は、コンクリートの強さの指標です。単位はニュートンで、1ニュートンは約10kg/㎠のことです。1㎠当たり10kgの圧力に耐える強度ということです。設計図と同じ数値かどうかを確認します。
次は、スランプですが、コンクリートの柔らかさです。水の混合割合を判断する目安になる数値です。
スランプの試験方法は、JIS(日本工業規格)で定められており、生コン工場から出荷する際に、円錐形をした鋼鉄製の容器(上端内径10cm、下端内径20cm、高さ30cm)に調合したばかりのコンクリートを入れ、それを脱型したとき、自重で変形して上の面が下がる量(cm)を測定することになっています。プリン状の高さ30cmのコンクリートの塊がなんcmつぶれるかを見た数値です。
スランプは通常18cm以下が目安とされているようです。