防犯対策
防犯対策
警視庁がまとめた、侵入窃盗犯罪の認知件数をみると、件数は平成14年まで増え続けていましたが防犯対策が進み認知件数は、平成30年は62,745件です。このうち住宅への侵入は31,505件(前年比-14.9%)で減少し続けています。
しかし、1日あたり約86件もの被害が発生しています。
侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和元年)は、一戸建住宅が43.9%と最も多く、一般事務所が13.1%で共同住宅(3階以下)が10.7%と続いています。
侵入窃盗の手口別認知件数をみると、空き巣が約1/3を占めます。
被害防止の基本は、死角をなくす、侵入経路を絶つことです。
例えば、1戸建てで、死角があった場合は、その死角を利用して、外からわからないよう窓ガラスを割って侵入ということも考えられます。見えないということは、侵入窃盗犯にとって格好の隠れ場所になります。ですので、敷地境界を、植栽などで、覆って他人の目から遮断するのは、少し危険ということです。
発想の転換で、視線を完全に遮ってしまうものは取り除くのがよいようです。
また、外壁に沿って置かれている物置や設備、室外機などは、侵入にあたって、格好の踏み台になってしまいます。置く場所をよく考えておくようにしましょう。
また、防犯灯や防犯カメラ、ホームセキュリティ警備会社との契約も最近は普及していますので、うまく利用したいものです。
(参考 土地と一戸建ての買い方 成美堂出版、
住まいる防犯110番サイトhttps://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html )