気になる耐震のこと
気になる耐震のこと
昔ながらの木造在来工法で作られた住宅であっても、法律に基づいて建てられた住宅であれば、震度6程度の地震では倒れることがないと言われています。
建築基準法は、過去の経験を踏まえて改正し続けられています。1981年に新耐震基準が施行され、2000年には地盤調査の義務化などの改正がありました。ですので、2019年時点で築38年未満なら、納得のいく耐震基準に沿っているといえるでしょう。丁寧な施工の物件は、法改正の有無にかかわらず、相応の耐震性能をもっています。
現行の建築基準法の耐震基準では、震度5程度の地震ではほとんど損傷しないことに加え、震度6強~7に達する揺れでも倒壊しないように定められています。
そこで、自分でもできるチェックポイントは、新築中古を問わず、耐震壁が適切に配置されているか、柱や梁などの緊結部分に十分な金具が使われ、それがしっかり止められているかなどです。新築なら骨組みが見えているときに現場を確認する。中古の場合は床下や天井などあらゆる点検口を開けて確認することが大事です。
(参考 絶対失敗しない土地と一戸建ての買い方 成美堂出版)